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乱臣賊子 - 坂の上の雲にみる四字熟語

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乱臣賊子 (らんしんぞくし)
 意味 : 国をみだす臣と、親に背く子
「公立小学校というものはそういうものではありません。それとも長州がそのように決めたのですか」
と、思いきって言ってやった。好古は一種の徳人で、こういう皮肉たらしい言いかたをしない男だったが、このあたりが若かった。
さらにいった。
「長州が政府を私物視し、校長が公立学校を私物視することになれば、日本はどういうぐあいに相成りましょう」
「君は」
校長は、右手の扇子を大きくふりあげておのれの左掌をはげしく撃った。
乱臣賊子だ」
(一巻「春や昔」より)

とまあ、こんな長州という虎の衣を借りた校長に、毎日偉そうにされていては好古がキレる気持ちもよくわかります。

しかし、好古は国を出るときに父からいわれた、「世間にはいろんな人間がいる。笑って腹中に呑みくだすほかない」という言葉を思いだし、(飲みくだす気にはなれなかったが)珍物として敬遠します。やはり力のない内は「長いものには巻かれろ」しかないようです。

でも、秋山好古は出世しても、常に「実るほど頭をたれる稲穂かな」と謙虚な姿勢を通します。人徳者です。

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