当意即妙 (とういそくみょう)
意味 : その場にうまくあてはまるように気をきかすこと・機転
wilty riposte
意味 : その場にうまくあてはまるように気をきかすこと・機転
wilty riposte
―― 淳は歌よみか俳諧づくりになるのではないか。
と、父親の久敬はそうみている。言葉を記憶する能力や鋭さが、七、八歳のころから他のこどもよりすぐれていたし、それが才分といえるのかどうか、当意即妙にとびだすようであった。
(一巻「真之」より)
と、父親の久敬はそうみている。言葉を記憶する能力や鋭さが、七、八歳のころから他のこどもよりすぐれていたし、それが才分といえるのかどうか、当意即妙にとびだすようであった。
(一巻「真之」より)
七、八歳のころ、雪の朝、真之は厠にゆくのが面倒なあまり北窓をあけてそこから放尿した。
歌をつくった。
歌をつくった。
雪の日に北の窓あけシンすれば
あまりの寒さにちんこちぢまる
あまりの寒さにちんこちぢまる
というものであった。この歌をあとで父の久敬翁がみて、
―― わしも立ち小便はするが、こういう歌は作れぬ。
と、ひそかに感心した。
―― わしも立ち小便はするが、こういう歌は作れぬ。
と、ひそかに感心した。
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