- 2006年3月 8日 01:23
- 四字熟語
古代中国の春秋のころ、呉王夫差(ふさ)が、越王勾践(こうせん)を討って父のうらみを報じようとし、そのうらみをわすれないためにつねに薪の上に寝て身をくるしめた。その復讐が成功すると、こんどは越王勾践がその恥をそそごうとし、つねに熊の胆をなめてそのにがさによって自分のなかのうらみを持続した。
この当時の日本人がどれほどロシア帝国を憎んだかはこの当時にもどって生きねばわからないところがある。臥薪嘗胆は流行語ではなく、すでに時代のエネルギーにまでなっていた。
この当時の日本人がどれほどロシア帝国を憎んだかはこの当時にもどって生きねばわからないところがある。臥薪嘗胆は流行語ではなく、すでに時代のエネルギーにまでなっていた。
臥薪嘗胆の標語は、1895年(明治28年)の三国干渉により遼東半島を清国に返還したことで国民の間に憤激が高まり、正岡子規が勤めた新聞「日本」に三宅雪領の「臥薪嘗胆」と題する論説がかかげられたことからはじまる。
ただ、はじめは単に第二次伊藤内閣の外交失敗の責任を追及するという意味で用いられていたのだが、伊藤内閣は戦後の政治的危機を乗り切るために、この標語を逆手にとることによって挙国一致体制の維持を図る。その後も政府はたびたびこの後を用いたので、国民に報復思想が広まったのである。
小泉首相が所信表明演説で語った「米百表の精神」も意図的にはこれと似たようなものである。
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