- 2006年12月27日 00:32
- 秋山真之
秋山真之はやまかんの名人でありました。
――あしは要領がよすぎる。
ということばには、真之の自嘲と、それを逆にひそかな誇りがこもっている。
一種天才的なかんがあって、真之は学校の試験などの場合、やまをあてる名人であり、予備門のなかまから、
「試験の神様」
というあだながついていた。『坂の上の雲』(七変人)より
「やまかん」の語源は、一つに明暦大火の際に木曽福島の材木を買い占めて、土木事業で莫大な利益を得た河村瑞賢のような、投機的な事業で大もうけをねらう山師の勘を「やまかん」と云うそうです。
もう一つは、来年のNHK大河ドラマ「風林火山」の主人公である軍師・山本勘助の名前をして「山勘」という説もございます。どちらが正しいのか定かではございません。
既に軍人であった兄・好古は、「お前は勘がよくて要領がよいから、いろんな場合に応用が利くだろうな。文学をやるよりも軍人になるほうがむいているかもしれんな。」といって、軍人とくに作戦家ほど才能が必要とする職業には、弟真之は稀有な適正があると思ったそうです。
ということで、秋山真之は河村瑞賢というよりも、軍師山本勘助の「やまかん」が相応だと思います。
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