- 2007年1月 8日 01:25
- 1872年(明治5年)
1872年(明治5年)1月8日、明治天皇は日比谷門外の操練場で行軍式を閲兵しました。天皇自ら麾下の軍隊を督励するとともに、徴兵令を翌年に控え、国民の軍隊の重要性を印象付ける目的がありました。
そして、毎年正月8日を「陸軍始観兵式」として定めました。

(明治20年頃の観兵式)
蔵新にして、大元帥陛下親しく兵を閲し武を励まし給ふ。即陸軍始観兵式にして新年の八日(日曜に当る時は翌九日)練兵場に行幸して之を行はせらる。其御次第は左の如し。
一、時刻、諸兵隊、青山練兵場に到着す
一、午前九時三十分御出門、鹵簿第二公式
一、臨幸の報を得て、指揮官、喇叭手に命じ号音をなさしむ
一、御着場、指揮官以下、入口に奉迎、諸隊敬礼、音楽隊、楽を奏す
一、テント内に入御
一、御乗馬、指揮官、御先導にて、場内御一週、閲兵式を行はせらる
(但親王以下乗馬扈陪覧)
一、御一週畢て、分裂式御覧
(但親王以下乗馬の儘陪覧)
一、式畢れば、テント内に入御、続て還幸『宮中儀式略』より
閲兵式とは天皇陛下が整列する諸隊の前を通御し、軍紀の振張を検閲する式であり、分列式とは軍隊の運動を観覧する式をいいます。この閲兵式と分列式とを合せ「観兵式」と称します。時宜によりその一つのみを行うこともありますが、天皇陛下臨幸に於いてはこの二種を合せ行います。
なお、翌年より海軍も同様に観艦式を執り行いますが、ただ陸軍と比べると、その規模がどうしても大きくなるため、後に恒例行事としては廃止されることになります。
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