- 2007年1月26日 01:21
- 正岡子規
鴎外全集に指や小鼻の垢を丸めては、そこらぢうへはぢく、如何にも汚ならしい癖のあつたやうに書いてあるが、少し仰山ながかりか、人違ひでないかとさへ、我々には思はれる。子規は風呂ずきでなく、七日に一度十日に一度といふ位であつたから、無論小ざつぱりしてゐる方ではなかつたが、まさか人を訪問して其の主人側の鼻先きへ丸薬を散発するなどの、無作法を演じる人ではなかった。どうでもいゝやうなことではあるが、一応は子規の名誉の為めに弁護して置きたいのである。河東碧梧桐著『子規の回想』より
なお碧梧桐によれば、子規には癖らしい癖はなかったと云います。無くて七癖、敢えて癖をあげるなら、衣服を引きずるように着て、どこかだらしない風であったことかと述べています。
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