Home > 東郷平八郎 > 東郷平八郎元帥の国葬

東郷平八郎元帥の国葬

Social Bookmarks: このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーのはてなブックマーク数 Yahoo!ブックマークへ追加 add to del.icio.us Buzzurlへ追加 livedoorクリップへ追加 ニフティクリップへ追加

東郷平八郎元帥葬列
東郷平八郎元帥葬列 *桜田門外を通過する葬列

国葬とは、国家の儀式として国費によって行う葬儀となります。天皇家や皇族、特別の功績がある者に適用されます。1926年(大正15年)の10月の国葬令により明確化されますが、それ以前もそのつど勅令を発して行われています。1883年(明治16年)の岩倉具視が最初で、島津久光・三条実美・伊藤博文大山巌山県有朋松方正義らが主な例となります。

そして、国葬令後の1934年(昭和9年)6月5日、東郷平八郎元帥の国葬が、日比谷公園で執行されました。葬儀の司祭長は海軍大将加藤寛治が務めます。

葬列
葬列

葬儀当日は、海軍からは銃隊二個大体及び軍楽隊を儀仗隊として、陸軍からは、近衛師団所属歩兵第三、第四連隊、騎兵一個連隊、野砲兵一個中隊、第一師団所属歩兵第一連隊、騎兵第一連隊の一個中隊、野砲兵第一連隊、合計5,000名より成る大部隊を儀仗隊として、参列しました。

さらに、各国からはイギリス海軍からは、支那艦隊司令長官ドレーヤー大将及び旗艦「サフォーク」、アメリカ海軍からは、亜細亜艦隊司令長官アッパム大将及びその旗艦「アウグスタ」、フランス海軍からは、極東艦隊司令長官リシャール中将及びその旗艦「プリモーゲ」、イタリア海軍からは、極東艦隊の一艦「クワルト」、中華民国からは、王壽延中将及び軍艦「寧海」と、それぞれ国葬参列の為に特派し、これら各国海軍の儀仗兵が葬列に加わります。

8時30分、砲車に載せられた故元帥の霊柩は麹町三番町の東郷邸を発引し、同刻には全海軍の緒艦は弔旗を掲げ、十九発の弔砲を発射し、英米仏伊支五国の派遣艦もまたこれに倣いました。葬列の順路は、東郷邸から富士見町、青葉通角、半蔵門、桜田門、霞ヶ関、日比谷公園正門と、実に1,524メートルとなります。沿道は人で埋まり、各家は黒幕を張り弔旗を掲げて慶弔の意を表します。

霊柩の棺側者は以下となります。

海軍中将 飯田久恒海軍大将 末次信正
海軍中将 清河純一海軍大将 黒井悌次郎
海軍大将 大角岑生海軍大将 安保清種
海軍大将 谷口尚真海軍大将 竹下勇
海軍大将 山本英輔海軍大将 岡田啓介
陸軍大将 真崎甚三郎枢密顧問官 河合操
陸軍大将 渡辺錠太郎枢密院副議長 平沼騏一郎
陸軍大将 奈良武次貴族院議員 徳富猪一郎
陸軍大将 町田経宇軍法務官 吉村幹三郎

9時48分に日比谷公園に達し葬儀が執り行われます。

14時58分には霊柩は日比谷を発引し、自動車に乗り換えられて一路多摩墓地に向かい、墓所の儀が厳かに了えられたのは19時となりました。

東郷平八郎の墓
多磨霊園の東郷平八郎の墓

葬儀のこの日より五十日祭の果てる迄、日露戦争中に東郷平八郎元帥の旗艦「三笠」に勤務した将士は、毎日交代で欠かさず元帥の墓所に奉仕したといいます。

大尉時代の清河純一

特に、当時大尉参謀であった清河純一中将は老躯にもかかわらず、毎日謹直に奉仕し、他の参拝者を太く感動させたといいます。しかし、その彼も体に無理を強いたために、翌10年の3月1日に亡くなります。

拍手する

にほんブログ村 歴史ブログ 幕末・明治維新へ にほんブログ村 歴史ブログ 近代・現代史(日本史)へ 人気ブログランキングへ

関連エントリー


Comments:2

小林明 2010年11月23日 20:22

「東郷平八郎元帥の国葬」の文中、「霊柩の棺側者」として氏名があるうち真崎甚三郎、渡辺錠太郎、奈良武次、町田経宇は海軍大将ではなく、陸軍大将です。

海座 2010年11月23日 23:26

訂正しました
ご指摘ありがとうございます

Comment Form

Home > 東郷平八郎 > 東郷平八郎元帥の国葬

Twitter

坂の上の雲 on Twitter

坂の上の雲 on Twitter

Information
Books

「明治」という国家

Calendar
« 2007年6月 »
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Search
Photos
Tag Cloud
Recent Comments
  • 海座: 訂正しました ご指摘 read more
  • 小林明: 「東郷平八郎元帥の国 read more
Links
Feeds
Blog Parts

あわせて読みたいブログパーツ

Return to page top