- 2007年8月12日 00:17
- 1893年(明治26年)
1893年(明治26年)8月12日、文部省が学校の祝日大祭日儀式に用いる歌詞・楽譜を選定して公示します。
文部省告示第三号
小学校ニ於テ祝日大祭日ノ儀式ヲ行フノ際唱歌用ニ供スル歌詞並楽譜別冊ノ通撰定ス文部大臣 井上毅
公示されたのは、「君が代」、「勅語奉答」、「一月一日」、「元始祭」、「紀元節」、「神嘗祭」、「天長節」、「新嘗祭」の八曲です。
勅語奉答
作歌 勝安房 作曲 小山作之助
あやに畏き天皇の あやに尊き天皇の
あやに尊く畏くも 下し賜へり大勅語
是ぞあでたき日の本の 国の教の基なる
是そめでたき日の本の 人の教の鑑なる
あやに畏き天皇の 勅語のままに勤みて
あやに尊き天皇の 大御心に答へまつらむ
一月一日
作歌 千家尊福 作曲 上真行
第一章
年のはじめの例とて 終りなき世のめでたさを
松竹たてて門ごとに いはふ今日こそたのしけれ
第二章
初日のひかりあきらけく 治まる御代の今朝のそら
君がみかけに比へつつ 仰ぎ見るこそたふとけれ
元始祭
作歌 鈴木重嶺 作曲 芝葛鎮
天津日嗣の際限なく 天津璽の動きなく
年のはじめに皇神を 祭りますこそかしこけれ
四方の民くさうち靡き 長閑けき空をうち仰ぎ
豊栄のぼる日の御旗 たてて祝ははぬ家ぞなき
紀元節
作歌 高崎正風 作曲 伊澤修二
第一章
雲に聳ゆる高千穂の 高根たろしに草も木も
なびきふしけん大御世を 仰ぐ今日こそたのしけれ
第ニ章
海原なせる埴安の 池のたもより猶ひろき
めぐみの波に浴みし世を あふぐけふこそたのしけれ
第三章
天津ひつぎの高みくら 千代よろづよに動きなき
もとゐ定めしそのかみを 仰ぐけふこそたのしけれ
第四章
空にかがやく日のもとの 萬の国にたぐひなき
国のみはしらたてし世を あふぐけふこそたのしけれ
神嘗祭
作歌 木村正辞 作曲 辻高節
五十鈴の宮の大前に 今年の秋の懸税
御酒御帛をたてまつり 祝ふあしたの朝日かけ
靡く御旗もかがやきて 賑ふ御代こそめでたけれ
天長節
作歌 黒川真頼 作曲 奥好義
今日の吉き日は大君の うまれたまひし吉き日なり
今日の吉き日は御ひかりの さし出たまひし吉き日なり
ひかり遍ねき君が代を いはへ諸人もろともに
めぐみ遍ねき君が代を いはへ諸人もろともに
新嘗祭
作歌 小中村清矩 作曲 辻高節
民やすかれと二月の 新年祭験あり
千町の小田にうち靡く 垂穂の稲の美稲
御饌につくりてたてまつる 新嘗祭尊しや
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Comments:1
- 小川時郎 2009年3月 2日 22:11
たのしく読ませていただきました。なかなかこのような唱歌をちゃんと説明したり、載せたりしているサイトは少なくありがたく思いました。
ところで、東郷さんの記述にハワイ王国での軍艦ボストンとのやりとりをより深く知りたいのですが、載せていただければありがたく思います。



