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日本最初の国際水泳競技大会開かれる

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世界の王座を決める国際水泳競技が、日本で開かれたのは1898年(明治31年)8月13日の事でした。

事の起りは、その前年の夏、日本水泳名人の溝口幹樹が、約55間(約100メートル)の距離を1分20秒で泳いだのに対し、これを見ていた横浜在留の外国人が、

「それしきのものか」

と嘲笑した所から、溝口一党の太田派水泳倶楽部では

「それでは嘲笑した外人仲間を相手に堂々一戦を交えて、お互いに優劣を判然させようではないか」

と、彼らに挑戦状を送り付けたことに端を発しました。

そこで、8月13日には、横浜の西波止場外人水泳場に於て、100、200、440、840ヤードの4種目に各7名づつの選手を出場させる事態となりました。

天気晴朗、殊に日本最初の国際競泳とあって人気沸騰し、東京から特別仕立の列車で見物の大衆が押掛け、海には船が取囲み、陸には観衆立錐の余地もない盛況で、

「日本選手、負けるなー」

の熱狂の裡に、試合は開始されました。

先づ100ヤードでは1分20秒で溝口が勝ちを収めて溜飲を下げ、続いて440ヤードの於ても溝口の勝利、最後の呼物880ヤードでは火花を散らした大接戦の末、惜しくもイギリス人アービンの第1着にしてやられます。しかしながら、全競技の成績で日本が勝利を収めたのでした。

泳法は外国人側はサイド・ストロークとオーバーアーム・サイド・ストロークで、日本選手は小抜手略体を用います。(当時としてはクロールの泳法はありませんでした)

この最初の国際水泳競技を契機として、日本水泳競技界は俄然勢い立ち、1900年(明治33年)には濱町に於て各流派水泳競技大会を皮切りに、各地に水泳大会を見るようになるのでした。

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