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水上警察を東京に開設

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東京に日本最初の水上警察が設けられたのは1879年(明治12年)10月28日の事でした。

その創設の動機は、1877年(明治10年)の春、東京在住の私学党取締に端を発します。

西郷隆盛が子弟養成の目的で建てられた私学校の青年一党は、西郷が官職を辞して以来、当時の政府を反撃する思想が次第に醸し出され、殊に西郷暗殺説が起るに至って、大いに憤激した在京私学党は、鹿児島の同志と連絡をとり、密々に画策する処があり、日本橋の思案橋から船を雇って房州へ渡ろうとしたところを、警視庁の手に依って捕縛されました。

この事件以来、警視庁は水上警察特設の急務を感じます。

それ迄は河湾警察規則というものがあり、東京市から河海に連絡する要所たる新船松町、金杉新濱町、南品川、深川熊井町間に仮出張所を設け、隅田川や神田川品川湾等に往来する船舶を取締ったものでありますが、これらの中枢機関となる水上警察特設の必要を感じ、新船松町に本署が開設されます。

築地の水上警察本署がそれに当りますが、現在は場所を移転し、「東京湾岸警察署」と名称を変更しています。

もっとも徳川幕府時代の昔にも、水上警察に似た制度があるにはありました。

寛永3年に藤堂高虎が、伊勢国津の岩田河右岸に、間口三間(約5.5メートル)、奥行四間(約7メートル)の小屋を建て「海上改番所」と名付けて、組頭二人・鉄砲組十人を置き、昼夜交代の見張りをして、出入の船舶を監視したという記録があります。

これが恐らく日本の水上警察の始まりといえるかもしれません。

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