- 2009年1月16日 00:46
- 秋山真之
司馬遼太郎氏は小説『坂の上の雲』のあとがきで、下記のように述べていますが、
楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前をのみ見つめながら歩く。のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶(いちだ)の白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。『坂の上の雲』(第一巻「あとがき」)より
まさにこの書は、若い時にがむしゃらに上った坂道を、晩年になって振返っている心境を表わしていると思います。
この書は、先日購入しました『秋山真之七七日忌念写真帖』という古書に掲載されていました。

1918年(大正7年)2月4日に逝去した秋山真之の四十九日法要に当り、遺族が香典返しの準備をしているところに、秋山真之を偲ぶ人たちに依って作成された記念帖だそうです。
この書を見ていますと、秋山真之は後年に小説『坂の上の雲』が出版されるのを予言していたのか、それとも司馬氏がこの書を見て小説のタイトルに採り入れたのではないか、などと
いろいろと想像をめぐらしてしまうのでした。
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