- 2009年7月 1日 00:16
- 1890年(明治23年)

小川千甕画「第一回総選挙」
1890年(明治23年)7月1日、衆議院議員選挙法および同施行規則にもとづき第一回衆議院議員総選挙が実施されます。
そもそも、御維新の政府が、征韓論で分裂、民間には自由民権論が勃興、政府は官僚藩閥政治で対戦、やッさもッさの大波乱の果ての大収穫――「漫画明治大正史」より
第一回総選挙がいよいよ実行された。
選挙は、北海道、沖縄を除く257区の小選挙区制・単記記名投票で行われ、定数は300に対して872名が立候補しました。
役人や警察官の見張る中、整然と投票は行われましたが、選挙権を持つ者は直接国税15円以上の納税要件と25歳以上の男子に限られたために、有権者は総人口の45万人(約1.1%)にすぎませんでした。
それでも関心は高く、投票率は全国平均で93.9%という高率を記録しました。
結果は即日開票され、自由統系130、立憲改進党系40、政府系79、その他の党の派別構成で、その大半は地主でありました。しかし、自由民権運動、大同団結運動の参加者も多く当選し、藩閥政府打倒を叫ぶ大同倶楽部、再興自由党・愛国公党の旧自由党三派に立憲改進党を加えたいわゆる民党勢力が過半を占めたのでした。
1881年の国会開設の詔勅以来、立憲改進党・立憲自由党などの政党を作って啓蒙につとめた民権論者と、弾圧に狂奔する政府との10年間にわたる政治闘争の総決算となりました。
過半数を占めた民党は初期議会で政府と激しく対決することになります。
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