- 2009年7月 9日 00:05
- 1881年(明治14年)

明治生命保険会社
1881年(明治14年)7月9日、日本最初の生命保険会社である、明治生命が開業しました。
生命保険は、1867年(慶應3年)の福沢諭吉著書『西洋旅案内』で「人の生涯を請合う事」として日本に紹介されました。その後福沢に師事した阿部泰蔵がアメリカに留学して保険業を学び、東京に明治生命保険会社を設立し、初代頭取となります。

細木原青起画「保険会社」
明治生命保険株式会社というものが東京に創めて出来た。「漫画明治大正史」より
勧誘員「月に△△銭宛掛ければ好いのです。今日契約して若し明日死亡するとすれば、一回払った丈けで契約金の千円貰えるんですよ」
老人「俺は子供から死を待たれるような契約は御免だ。まるで早桶を擔ぎ込まれたようだ、縁喜でもねえ、隣に重病人があるが、其処へ行って話して御覧、屹度嬉ぶよ」
勧誘員「???」
明治生命は生命保険の開拓普及に努め、日本初の経験表、日本三会社生命表を作成し、保険料の低料率主義・外務員制度・宣伝募集など、今日の保険の基礎を築いたのでした。
ちなみに、契約者第一号者は宇都宮三郎(秋山真之の甲州流軍学の師匠としても有名)となります。なお、主唱者である福沢諭吉は1,500円の保険を申し込んでいます。
そして保険金受領の第一号者は、急性リウマチスで亡くなった川井久徴という人で、30円の掛け金で、遺族は千金を得たことで、会社はその効果を大いに宣伝に利用したと云います。
その後明治生命は、1947年(昭和22年)相互組織の新会社を設立し、月掛保険で再建し、2004年(平成16年)には、安田生命保と合併して明治安田生命保険相互会社と名称変更します。
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