
View of Suma Beach, Suma 須磨海岸
正岡子規の句
- 須磨を出て明石は見えず春の月 明治25年
- 帆の向のかはるや須磨の鐘霞む 明治26年
- やどかりやしばしは須磨の中納言 明治26年
- 初冬の家ならびけり須磨の里 明治26年
- 御座船や須磨を離るゝ春の暮 明治27年
- 波音の須磨をはなるゝ汐干哉 明治27年
- 板の間にはねけり須磨の桜鯛 明治27年
- 花も咲かで須磨の浜松老にけり 明治27年
- 須磨の浦や松に涼しき裸蜑 明治27年
- 山の端や月にしぐるゝ須磨の浦 明治27年
- 須磨の笛明石の琴と春暮るゝ 明治28年
- 朧月須磨の釣舟ありやなし 明治28年
- 水無月の須磨の緑を御らんぜよ 明治28年
- すゞしさや須磨の夕波横うねり 明治28年
- うれしさに涼しさに須磨の恋しさに 明治28年
- すゞしさや須磨の夕波横うねり 明治28年
- すゞしさを足に砕けて須磨の波 明治28年
- 須磨の灯か明石のともし鵑 明治28年
- 横雲をこほれて須磨の時鳥 明治28年
- 帷子や須磨は松風松の雨 明治28年
- ことづてよ須磨の浦わに昼寝すと 明治28年
- 盤渉にしぐるゝ須磨の板屋哉 明治28年
- 須磨の浦に波打つ春のなごり哉 明治29年
- 行く春や須磨の磯家の繋ぎ馬 明治29年
- 松風の匂はゞ須磨の朝の内 明治29年
- 涼しさの須磨は帆ばかり松ばかり 明治29年
- 旅籠屋の蚊帳に夜明けて須磨の海 明治29年
- なぐさみに蚊遣す須磨の薄月夜 明治29年
- 須磨の浦やうしろの山に蝉の声 明治29年
- 蚊柱や夕栄広き須磨の浦 明治29年
- 夕顔や簾古りたる須磨の家 明治29年
- 初秋の蛸あはれなり須磨の浦 明治29年
- 行く秋を追ひつめて須磨で取り迯す 明治29年
- 雪洞に千鳥聞く須磨の内裏哉 明治29年
- 須磨の秋金持らしき家見ゆる 明治30年
- 道端に白粉花咲ぬ須磨の里 明治30年
- 須磨涼し唐人どもの夕餉時 明治31年
- 昼寝する人も見えけり須磨の里 明治31年
- 汽車にねて須磨の風ひく夜寒哉 明治31年
- 汽車の窓にさしこむ須磨の月夜哉 明治31年
- 蛸干して鳥追蜑や須磨の秋 明治32年
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