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日本名勝百景 Archive
神戸港

横浜市に亜ぐの繁栄にして全国五港の一に置く開港は慶応三年の近きに在って外国互市場と為すや戸口年々に増加し現時戸数四万余に至る兵庫県庁その他官衛造船所各会社あり
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横須賀

昔は戸数僅三十余戸の寒村にてありしを慶應元年造船所を設立して以来戸口頓に増殖し今の繁盛を見るに至る。造船所は規模極めて広大其製作場は常に諸人の縦覧を許さる。
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耶馬渓

国の西端下毛郡中津より南三里余にあり。全景四里に亘り山水の奇勝恰かも南宋の書画の如く中に羅漢寺あり。幽邃の景最も掬すべし。頼山陽此に来遊し以て本邦第一の勝景と賞せり。
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上野公園

一に忍岡公園と称し観花の名区たり。高岡にして地域宏広西は有名なる不忍池に臨み老樹四囲に蒼然たり。園内東照宮徳川霊廟大師大仏等あり。又常に諸種の展覧列会の設あり。
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向島

古来東都に冠たる桜花の名所にして其名全国に著わる。桜樹は享保年間吉野より移植し堤上二里に渉る。晩春開花の候に至れば都下数万の士女来集群を為す。近傍名所古蹟頗る多し。
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通天橋(東福寺)

都下観楓の勝地にして秋霜紅を染るに方っては雅俗の人士挙って紅楓の下に宴を開き絃歌相興ずるもの宛がら春時の花筵に等し。殊に夕陽の楓樹に映ずるの観は客をして帰を忘しむ。
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生國魂神社

西高津の北にあり。官幣大社にして生國魂足國魂の二神を祭る。社宇清洒境地広宏且社後の崖上舞台の設ありて登瞰以て大阪の全市と播但及淡路の翠巒を望み佳景なり又桜花に名あり。
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金崎宮

敦賀町の北金の崎にあり此地元弘の頃新田義顕の拠りし古積にして本社は尊良恒良の二親王を祭る。社は海に斗出せる岬角の上に坐し山水の景矚目最も絶美なり。
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和歌の浦

本邦に名たたる勝地にして古来詩歌の吟詠頗る多し。浦は南を受けたる入海にして東西二十町許りの所を称す。地の島沖の島双子島雑賀崎等と一望し眺矚佳絶。特に近傍名所古蹟に富む。
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清見寺

興津町にあり其寺門の在る所は古昔清美が関の旧趾にして下に三保の松原を一望し富士愛鷹等の諸峯顧眄の中に在り眺矚の壮快なる画図も及ばず。境内奇樹名石及寺宝夥多あり。
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大仏の鐘(方広寺)

西大谷の南にありて天正六年豊公の創建に係る。像は木框を造りて中心とし左右桟路を桟して背後を一周し得るの造営なり。寺鐘は慶長十九年秀頼の鋳造せし所にして僧清韓の銘あり。
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浅草寺

浅草公園にあり本尊は長一寸八分の観音にして推古天皇の御宇土師中知其臣濱成武成等と宮古川に網し得たる所の霊像なりと。草創は大化年間にして実に一千二百有余年の古刹たり。
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円蔵寺

河沼郡柳津村にあり古来著名の仏刹にして俗に柳津の虚空像と称す。大同二年創立の霊場なりと豊臣移行徳川代々の帰依最も厚く寺領極めて多しと堂宇の宏壮風景の美なる言を俟ず。
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楠公社(湊川神社)

湊川神社と称す。別格官幣社にして楠正成の霊を祀る。社殿は明治四年の修営に係り境内に劇場茶亭弓店等多く賽人常に絶えず。元禄四年黄門光圀所建の「嗚呼忠臣楠子之墓」碑石あり。
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銀閣寺(慈照寺)

鹿ヶ谷の北にあり古へ足利義政の閑居地にして後寺院とし慈照寺と号す。庭園は相阿弥の設経に成り悉く庭作の式に備われりと云う。又義政の好に成る古雅なる四畳半の茶室あり。
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住吉大社

海浜の眺望よく殊に晩春潮干狩に名あり。住吉神社は同浦高燈籠の東二十余町の所に鎮し四棟の構造頗る古雅にして神威自から灼然たるを覚ゆ。社西今住吉海水浴場の設あり。
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金閣寺(鹿苑寺)

足利義満の築く所にして鹿苑寺と号す。衣笠山の麓にありれ境域宏広林泉の幽雅なる驚くに堪えたり。三層の楼台閣下の鏡湖池に映じ有名の奇石点々水に浮ぶ。又岩下水龍門瀧名高し。
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成田山新勝寺

神護新勝寺と号す。本尊は弘法大師の彫作にして実に天慶年間の草創に係る。以後霊験灼然賽人踵を接す。其堂宇の壮麗なる当国に冠たり。境内の小堂及奉納等の物像見るべき者多し。
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杉田の梅

久良岐郡にあり山村の庭園悉く梅樹を植え花時に至れば雅俗の士女来遊其清香を賞す。此地前は海に面し後は山を負い風光又自ら豁然たり。其山上に攀て以て全村の梅花を見るべし。
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祇園町祭
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竹生島(都久夫須麻神社)

琵琶湖中にあり周囲約二十六町。島中都久夫須磨神社あり。島形宛がら猛虎の蹲るが如く老樹森然として聳え山水の勝稀世の絶景なり。古へ島に二岐の竹を生ずと故に此の名称あり。
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下加茂社(下鴨神社)

糺の北深森の中に在り。官幣大社にして白鳳五年の創営に係る。社殿の宏壮多く其類を見ず。本社の例祭は四月二日の酉を以て執行し世に加茂の葵祭と称して最も古雅なる祭事とせり。
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赤間関(下関)

豊浦郡の南端に位し南一海峡を隔てて豊前に対する市坊にして丘陵を負い前は硯の海に瀕し東に有名なる壇の浦あり。其後山に登臨せば山光水色満目の眺矚恰かも画図の如し
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多武峯(談山神社)

十市郡に在り。山腹に藤原鎌足の霊を祀る談山神社あり。別格官幣大社にして宏壮関西に冠たり。社殿は延長四年の創建に係り満山桜楓多く且眺矚に富む。其他遺跡の見るべき者多し。
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太閤平(豊国神社)

豊国神社の東方阿弥陀峯を以てす。曩に豊太閤三百年祭を執行して共に秀吉の宝塔を築くに此阿弥陀峯を卜せり。古来西麓に秀吉子棄君早世の為めに一寺を建つて祥雲寺と称せり。
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江の島

鎌倉郡西南の海中に孤立せる一島にして周囲凡半里。全島皆岩石に成り老樹蓊鬱島上に江島神社を鎮す。賽路の両側は酒楼客舘麟列して鮮魚の美味に倦かしむ窟児が淵等奇景頗る多し。
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下野晃陽明門(日光東照宮)

一に日暮門と称す楼門鏤むに悉く人物鳥獣花卉を以てす。仔細に之を検するには日の暮るるも猶足らざるを以てなり其美麗精巧洵に人目を驚かすべし。天井に守信の筆八方睨の二龍あり。
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後楽園

東の東隅旧城の北にあり、後楽園と称す。日本三公園の一にして面積二万七千余坪あり、此地旧岡山侯の藩庭たり。園は旭川の清流に臨み、自ら一区を為し中に楼閣池泉の見るべきもの多し。
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鶴岡八幡宮

鎌倉郡雪の下村に鎮す。祭神は応神天皇神功皇后大仲媛神の三坐にして、建久四年源頼朝之を奉祀す。近傍鎌倉幕時の古跡見るべきもの最も夥しく、本社又多く旧時の什宝古器を蔵せり。
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高津宮

南区にあり。神社は府社にして貞観八年の草創に係り天正十一年現地に遷座す。社地高燥古樹鬱蒼として賽径を挿み幽雅掬すべし。岡上よりは大阪全市を瞰望し万戸を一望の裡に収む。
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四天王寺

天王寺村にあり。荒陵山と号す本尊如意輪観音にして、名高き古刹とす。古え聖徳太子の経文を講ぜし古跡なりと堂北に古鐘ありて、無常寺の鐘と称せり。境内桜樹萩草を多栽し公園とす。
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伊勢二見浦

山田町を距る二里東二見村に在り。二岩の間三間許左岩の高九尺右岩十二尺。常に注連を張りて之を祭り以て旭日を拝するに適所とす。現時海水浴の設けあり、空気清く潮水又潔なり。
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赤井嶽(常福寺)

磐前郡平町の西にあり。中腹に薬師堂を安し常福寺と云う。大同六年の創建にして本尊は南天竺龍智菩薩の作なり。毎年旧暦二月七月の晦日を以て大法典を行う。賽人接踵して熱閙を極む。
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気比神宮

敦賀町の東字曙にあり官幣大社にして御食津大神仲哀天皇神巧皇后を祭り古来北陸の総社と称し国民最も宗敬す。毎歳九月四日を以て大祭を行う、勅使参向し其式頗る厳かなり。
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靖国神社

九段坂の上にあり。維新以来征清の役に至る王事の為に戦死せし霊を祀る。社殿高潔庭園清雅。毎年五月十一月の五六七日を以て招魂祭を行う。社地大村益次郎の銅像其他見るべき者多し。
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祇園しだれ桜

祇園社地にある枝垂桜にして区幹茂枝一株以て林を成す。開化の候に至れば花下酔客の跡を絶ず、夜は又高く篝を焼きて夜色の香艶を賞せしむ。世に祇園の夜桜と称する者是なり。
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身延山(久遠寺)

南巨摩郡身延村にあり。山麓の巨刹は有名なる久遠寺にして文永十一年日蓮上人の開創に係る。祖師堂真骨堂位牌堂水明楼奧殿日蓮の塔八角堂廟所等あり。会式の際は信徒群集来賽す。
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円山

眺望の佳絶なる京都第一の所とす。山の半腹三層の楼は即ち円山の鉱泉浴場にして室房悉く洋風に擬し頗る美麗の結構なり。南隣に有名の長楽寺あり其上方山腹に頼山陽の墓碑あり。
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興福寺

奈良町にあり一に春日寺と称し、創建の時代最も悠遠なる古刹たり。南円堂は著名の建物にして八角の宝形造。五層塔は境内の南端猿澤の池に臨み高さ十五丈六尺共に当時の壮観とす。
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黒谷(金戒光明寺)

紫雲山と号し浄派の始祖法然上人の住蹟にして寺号を光明寺と称す。寺内に熊谷直実が鎧掛松及紫雲石等著名なり。境地は総て幽邃凄滄宛がら深山幽谷に彷徨するの感あらしむ。
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北野天満宮
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神橋(日光二荒山神社)

一に山菅の蛇橋と称す。鉢石町より日光廟に至る大谷川に架し、石柱を河の巨岩より建て支えとす。其長十四間、幅三間にして、悉く塗るに朱を以てす。其美観驚くべく常に人の渡るを許さず。
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亀井戸(亀戸天神社)

亀戸神社は府社にして菅原道真の霊を祀る社殿清麗、廻廊あり、門あり。社前の大地は架するに反橋を以てす。又池畔の茶亭悉く藤棚を設け紫白色を争う都下に藤花名所の第一とす。
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松本城

東筑摩郡の中央松本町にあり古へ小笠原氏の居城にして、今は其天守閣を存するのみ。地は長野上田と鼎足の形を占め、長野町へ十六里三十余丁、上田へ十里五十丁あり。町内古寺名刹多し。
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宮島(厳島神社)

厳島と称す。神社は国幣中社にして人皇三十四代推古天皇の御宇に創建し本邦最も有名なる社殿の結構を備う。島中風景の美なる古来八景の存するあり。殊に桜楓多く、又月景の名区とす。
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三十三間堂

桁行六十六間毎二間一柱を支うるに由り三十三間堂と称す。現時の堂宇は文永三年の建立に係る。本尊は坐像八尺の千手観音にして別に千躯の観音を安ず。併せて一千一躯の観音と称す。
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榛名山(榛名神社)

西群馬郡西北隅に位置し最高所を掃部が嶽と称す。直立三千五百尺余。樹木茂り奇巌怪石甚だ多し。其中腹に棒名神社あり。近房殊に岩石多く奇怪の状を呈す。就中葛籠岩鞍掛岩等名あり。
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伊勢太神宮

本邦の宗廟にして天照太神を祭る。宮域六十七町余附属の神苑(しんえん)九千六百三十歩あり。東南の丘陵を神路山と云い、五十鈴川其麓を流れ山水の風光自ら森厳(しんげん)坐(おもむろ)に神威(しんい)の灼然たるを覚へしむ。
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片瀬祖師(龍口寺)

鎌倉郡川口村龍の口にある龍口寺と称し弘安年間の創建に係る。その昔文永8年9月12日、日蓮上人に斬首せられんとせし旧址にして、今なお寺内に敷革石及び土牢の跡を存せり。
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護王神社

高尾神護寺鐘楼の下に在りて和気清麻呂の霊を祀る。この社もと神護寺内の一社たりしも後年別格官幣社とし官祭を執行す。本年又贈位ありてより建碑奉告祭を兼ね和気祭を執行せり。
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二重橋

宮城正門の内外に架する二橋を称すその形恰も二橋を重架せしが如きを以てなり。この所往時西丸の大手門にして現時の架橋は明治22年宮城新築の時に架せり。外は石製、内は鉄製なり。
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祇園社(八坂神社)

祇園新地の東東山の麓にあり祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)にして官幣中社に列す。境内極めて広く、毎年七月十七日より七日間祭事を執行し、その盛典全部の冠たり。社の周囲小社多く賽人常に絶えず。
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清水寺

洛東第一の霊場にして延暦二年の創建に係る境内の結構造営の美中に有名なる舞台の設あり。台上遠近の風光よく境地の名勝随て多し。殊に春季に至っては観花の士女来遊織るが如し
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善光寺

長野町の北大峯山の麓にあり本尊は閻浮檀金(えんぶだごん)の阿弥陀仏。其長壹尺五寸(約45メートル)の霊像にして、推古天皇の御宇信濃の人本田善光水中より獲てここに奉安すと。寺域広宏。賽人常に絶ゆることなし。
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智恩院(知恩院)

華頂山大谷寺と号し東山第一の巨刹にして境地の秀麗楼台と相映じ頗る壮観なり。廊下は有名なる鶯張、襖は狩野諸家の名画に埋む勢至堂紫雲水法然の廟一心院の大鐘等著名なり。
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虎渓山 (永保寺)

可児郡豊岡村(現土岐郡多治見町)にあり夢窓国師の創立にして寺を永保寺と号す。この地は土岐川に沿うる凹所の深渓にして奇樹怪石危楼霊閣渓間に点在してその幽邃愛すべし。山中の霊跡又挙げて算う可らず。
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奈良大仏(東大寺)
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